「鼠径部痛症候群」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる
「鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)」
症状
ランニングや起き上がり、キック動作など腹部に力を入れたときに鼠径部やその周辺に痛みが生じます。
原因と病態
他の競技と比べサッカー選手に多く見られ、一度なると治りにくいのが特徴です。
口くしゃみ潰瘍におけるアレルギー猫
体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性(可動性)の低下による拘縮や骨盤を支える筋力(安定性)低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動すること(協調性)が出来ず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。
何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。
また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の誘因になります。
貧血鉄欠乏
診断
サッカー選手など片足立ちでキックを多くするスポーツをしていて、鼠径部周辺に痛みを訴え、圧痛などがあれば診断可能です。
治療と予防
治療
可動性、安定性、協調性の問題を評価し、それを修正するアスレチックリハビリテーションを行います。マッサージ、筋力訓練、協調運動訓練などが基本です。詳しくはスポーツ医にご相談ください。
頭痛、首の痛み、発疹、トゲ
予防
- けがをあと、そのまま無理にプレーを続けない。
- 股関節周辺の拘縮予防や筋力低下の予防。
- 運動前の準備運動に体幹から下肢を効果的に連動させる協調運動を取り入れてる。
- オフ明けは注意。(協調運動を取り入れた準備運動を十分に行う。)
関連する症状・病気
※日本整形外科スポーツ医学会「スポーツ損傷シリーズ 11」から画像を引用しております。
0 コメント:
コメントを投稿