朝日新聞デジタル:《医療相談》大人のニキビ、薬で赤み 回答・林伸和さん - どうしました - アピタル(医療・健康)
51歳の女性。顔のニキビに悩んでいます。昨夏、ディフェリンという処方薬を1カ月ほど塗ると、ニキビは改善しないまま、赤みやかゆみが出ました。医師が副作用を疑い薬をやめましたが、半年ほどたっても、まぶたが腫れることがあります。どうしたらいいですか。(埼玉県・S)
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■答える人 林伸和さん 虎の門病院皮膚科部長=東京都港区
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Q 大人のニキビはなぜ、できるのですか。
"リゾールは、表面上に犬小屋の咳を殺すでしょう"
A 思春期のニキビは男性ホルモンが活性化し、皮脂が盛んに分泌されるために起こりますが、大人のニキビは不規則な生活や睡眠不足、ストレスなど様々な原因が考えられています。
Q 年齢に傾向は。
A 20代〜30代が大半です。相談者のように50代でも治らない場合、油分が多く毛穴をふさぎやすい化粧品を使っていたり、顔を触る癖があったり、生活習慣に関係していることが多いようです。
Q ディフェリンという薬を処方されたようです。
病原体のデング熱
A 一般名をアダパレンといい、08年に保険適用になりました。毛穴のつまりをとる作用があり、ニキビが赤く炎症を起こす前の段階から治療ができます。効果を実感するのに3カ月はかかるので根気よく続けることが必要です。
Q どんな副作用ですか。
電子疝痛
A 1年間の臨床試験では、患者の約8割に乾燥や赤み、肌がヒリヒリするといった副作用が出ました。しかし多くの人は2週間ほどでおさまり、治療を中止せざるをえなかったのは約2%でした。重要なのは保湿剤をしっかり塗ってから使うことです。副作用が続くようなら、医師の指導で塗る量を減らしたり、使用を一日おきにしたりする場合があります。
Q まぶたが半日ほど腫れ上がるのも副作用ですか。
A アダパレンを中止後、何カ月間も副作用が続くことは考えられません。症状からすると、様々な原因で起こるじんましん「血管性浮腫」の疑いがあります。重症のアレルギー症状につながることもあるので、早めに皮膚科の専門医を受診しましょう。
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