忘れられない治療
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◆続「寝たきり」からの回復◆
今年(2007年)4月14日にヤスさんは98歳の誕生日を迎えました。その直後に外出中、急に腰が痛くなり、家に帰ってきてから動けなくなりました。寝返りするにも激痛が走るのでほとんど同じ姿勢で寝ているしかありませんでした。
トイレにもやっと這って行く状態で食事も寝たままで娘さんに食べさせてもらっていました。
今回も医者に頼る事なく鍼治療と平行して娘さんが煎じた漢方薬を飲んで回復を待ちました。
さすがのヤスさんも「また歩けるようになるか」一抹の不安がよぎったようですが持ち前の精神力で諦める事なく治療を継続しました。
医師ロングアイランドニューヨークいびき
発症して約1ヶ月目から少しずつ症状が改善してきました。寝返りがスムーズになり、食事も寝たままではなくテーブルで取れるようになりました。しかし上半身を腰部で支えているのが難しく肘をテーブルにつけて体重を支えながらの食事でした。
発症して1ヶ月半頃に初めて風呂に入れるようになりました。トイレにも娘さんに支えてもらいながら歩いて行けるようになりました。
そして発症して1ヶ月と20日目,つたわり歩きながら一人で歩行が可能になり背中を伸ばして普通に食事を取れるまで回復しました。
98歳にして再度、寝たきりからの回復を成し遂げた生命力は「素晴らしい」の一言です。同時に生命力、自己治癒力を高める経絡治療に、あらためて自信を持つ事のできた治療でした。
喉のバンプ、喉の痛み
ヤスさんの手の指先は症状が最悪の時はくすんだ黄土色をしていました。今はサクラ色になってツヤが出てきています。それを見ながら、生命力がよみがえったのを実感しています。
2007年6月記
歩行が可能になったヤスさんはその後、近所の路地をシルバーカートを押しながら歩く練習を始めました。順調にいくかと思ったのですが、シルバーカートで向きを変えようとして腰にぎくっと違和感を覚え再び腰の痛みを訴えました。こんどは痛む場所が以前より上で背骨の外側に変わっています。
今回は4月の頃よりは軽い症状でした。家の中くらいはお腹を押さえながらじきに歩けるようになりました。回復するにつれて家の中で可能な体操をして筋力が衰えないよう努めておりました。そして、そろそろ外歩きが可能になった頃に美容院へ行って髪を整えました。
"心房粗動"めまい
シルバーカートで方向転換に失敗したのを総括して今度は車椅子をカートの代わりに押しながら歩く事にしました。
7月16日の台風が去った日。娘さんが押してくれる車椅子に乗って公園まで行きました。そこから車椅子を降りて自分の足で200メートル歩いて家まで帰ってきました。
2007年7月記
今年夏の猛暑にも秋口の気温の変化にも体調を崩さず、ヤスさんは元気に暮らしています。天気の良い日にはほとんど毎日、娘さんと近くの公園まで散歩に出かけています。ただ無理は禁物です。
テレビはチャンバラ(水戸黄門他)と演歌が好きです。昨日の夜は女子フギュァスケートの2時間番組を座ったまま見ていたそうです。浅田真央選手が金メダルを取った事を教えてくれました。以前、食事をするにも寝たままであった時期と比べると格段の回復を感じさせます。
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