2012年4月26日木曜日

インドネシア・バリ島でデング熱にかかり入院しました。。 | 世界で暮らそっか。-sekai De Clasocca-



とってもお世話になったBIMC HOSPITAL

大変久しぶりの更新となってしまいました。

いやしかし、こうやって記事が書けるまでに体調が回復して本当によかったです。というのも、インドネシアはバリ島でデング熱という病気に感染し、1週間ほどBIMC HOSPITALに入院していました。退院後も、免疫力・体力が落ちていたため、長時間運動したり、長時間頭を使うとものすごく疲れるような毎日だったので、サイトを更新することができませんでした。。

せっかくなので今回は、こちらのことの顛末を書いてみます。病気の話なのでネガティブな表現が多いですが^^;

■デング熱とは?

デング熱とは蚊を媒介にして感染する病気です。39℃台の高熱が4日ほど続き、その際強い頭痛と、全身の痛み、吐き気、倦怠感、食欲不振などに襲われます。致命率は1%に遠く及ばず、命に関わる病気ではないですが、感染している間は本当に治るのかと思うぐらい辛いです。。(体験談)

今回、夫婦でこのデング熱にかかってしまって、バリ島のBIMCというInternational hospitalに入院しました。

デング熱で入院している旨をfacebookやtwitterなどで報告すると、暖かい励ましの言葉をたくさん頂きました。正直、入院生活はかなりストレスフルなものだったので、一言一言が胸に染み入るようでした。この場を借りて、心から御礼を申し上げたいです。有り難うございました。

 


くしゃみ?

■感染経路

さて、このデング熱ですが、いつ感染したのか未だにはっきりとしていません。発症まで潜伏期間が4日〜7日ということなので、発症日から逆算するとインドネシア国内で感染したのは間違いありません。ボロブドゥールでランニングしたり、キンタマーニ高原までツーリングしたり、ライスフィールドが広がる田舎でランチをしたりと、かなりアクティブに動いていたので、感染源を考えるとキリがありませんが。。いろんなところで少しずつ蚊に刺されてしまっていました。

後から聞いた話としては、現地のコンビニで売っている虫除けスプレーがかなり効くらしく、それをできるだけ塗っておくのが一番の予防らしいです。現地の人も蚊の多い場所に行くときには虫除けを塗りたくっていくそうです。※日本から虫除けスプレーを持って行っていたのですが、こちらの蚊は強くてほとんど効力がありませんでした。。現地のものを使いましょう。

 


うつ病のドーパミン

■症状

とにかく高熱が続きます。この年齢になると39℃なんて高熱をめったに出さないものですが、最初の1日は何をしても熱が下がらずほとほと困りました。というか、初診で医者が「ああ、これはただの風邪だね」と言って入院させてくれなかったので、バンガローのベッドの上でウンウン唸って過ごしました。2日目の朝起きても全く熱が下がっておらず、これはおかしいと血液検査をしたところ、デング熱が発覚。そのまま入院と相成りました。すぐに点滴をうち始め、少しずつ熱が下がり始めましたが、それでも38℃をうろうろ、たまに39℃が顔を出すという状態。ひどい頭痛と全身の痛み、食欲不振にも襲われます。そんな生活を数日繰り返します。日に日に衰弱していくので、毎日の検温時に体温が下がっていないのを見ているとだ� �だん気が滅入ってきます。ほんとにこの熱は下がるのかと思えてきますが、ポジティブにいくしかありません。入院5日目、一瞬だけど36℃台が出たときは涙が出るぐらい嬉しかったです。7日目には平熱をキープできるようになり、元気も戻ってきました。


mediteraian貧血

また、デング熱にかかると血液の中の血小板という成分が減少することがあります。私はこれにどハマりしまして、通常の人の10分の1ぐらい(通常の人が150のところが、16ぐらい)しか血小板がない状態になってしまいました。軽い切り傷のようなものでも、かさぶたができにくくなり、とても治りにくくなっているため、歯磨きのときに「歯茎から血を出さないように気をつけろ」と注意されるぐらいでした。。こちらも熱が下がった頃から数値が回復していき、通常の半分ぐらいまで血小板が戻ったところで、ここまでくれば大丈夫だろうということで退院と相成りました。

病院の日本人スタッフからも「今は辛いけど、ある日突然治るからがんばって!」と言われていて、ホントかいなと訝しがっていたのですが、ホントに6日〜7日目ぐらいから突然食欲も戻り、熱も下がり、痛みもとれ、言っていたことは本当だったんだな〜と感心しました。いやはや本当に健康の大切さが身に染みましたね。。

退院が決まって、点滴を取る直前の姿。髪も髭もボサボサで汚い。。

 

■インドネシアの病院スタッフ

我々が入院したBIMCは、バリ島では一番の病院です。スタッフも充実していますし、日本人スタッフも常駐しています。ここの日本人スタッフの方には本当にお世話になりました。感謝感謝です。


しかし、インドネシア人のナース達はやはりお国柄が出ると言うか、適当なところが多いです。人にもよりますが、だいたい何か一つのことをやるともう一つのことを忘れてしまいます。一度に複数のことをしたり、気を配ったりしたりというのが基本的には無理なようで。。入院用の服を着させてもらって、服に穴が空いていたりボタンが壊れていても全く気にしませんし、シャワーは冷水のまま浴びせようとしますし、人を呼んでもらっても3時間ぐらい来ませんし、と一時が万事そうでした。これが悪気がなくやっているからタチが悪いのですが…。基本的には皆優しいですし、いい人なんですけどね。日本のナースのクオリティの高さを痛感した出来事でした。

 

■退院後

入院8日目、熱が下がり、血小板の値も正常に戻り、退院することができました。しかし、1週間ほぼ寝たきり状態だったのと、デング熱の症状で、体力・免疫力ともに著しく低下していました。

退院してから普通のホテルに移動したのですが、病院からホテルに移動しただけで疲労困憊になってしまい、そのまま就寝。その後も数日間はそのような状態で、あまりアクティブに動くことができませんでした。退院して1週間以上経ってやっと、動き回ったり色々と考えたりすることができるようになってきました。

今、この記事を書いていて「元気になってよかったな〜」としみじみ感じております。

 

■ということで

皆様には大変ご心配をおかけしました。励ましのメッセージを頂いた皆様には本当に感謝しております。退院して2週間近く経った今、ほとんど入院前と変わらないぐらいに回復してきました。


デング熱は東南アジアや南米で蔓延しています。そちらの方面に旅行される際は、現地で虫除けを手に入れてしっかりと予防してください。実際にかかると、ホントにとんでもなく辛いです。二度とかかりたくありません。

 

さてさて、色々と書き溜めた記事もありますので、サイトもぼちぼち更新していきたいと思います。引き続きお楽しみ頂ければ幸いです!

では!

No related posts.



These are our most popular posts:

Amazon.co.jp: デング熱, 単行本 歴史・地理

本 の優れたセレクションからの デング熱, 単行本 歴史・地理 のオンラインショッピング; などを毎日低価格でお届けしています。 read more

FORTH|最新ニュース|2012年|デング熱流行状況-アメリカPAHO ...

2012年4月4日 ... 過去2年間、デング熱の流行を抑え、軽減するという各国地域の努力にもかかわらず、 地域内の数か国では症例数と死亡数の歴史的記録を更新しました。実際、2010年は アメリカ大陸の歴史の中で、年間症例数が最も多い年で、169万人の ... read more

デング熱について:イザ!

2008年3月31日 ... つまらないことですが、コメント欄がないので。 タイの蚊取り線香は 「蚊が死なないで人 の具合が悪くなる」 と有名ですw デング熱の場合、薬が無いので「タイ古来の薬. read more

Amazon.co.jp: デング熱 歴史・地理

本 の優れたセレクションからの デング熱 歴史・地理 のオンラインショッピング; などを 毎日低価格でお届けしています。 read more

Related Posts



0 コメント:

コメントを投稿